『saranam(サラナン)』のショルダーバッグを使ってみた感想
このsaranam(サラナン)のショルダーバッグは、オーダーでレッドパイソンを使用して作ってもらいました。
うちの兄弟が、シルバーの革で財布をオーダーして使用した物が、すごく素敵だったのがきっかけです。私もオーダーをしてみたいと思い、お店を紹介してもらいました。
購入して2,3年程まではまだパリッとした革の感触も残り、色ももう少し鮮やかだったと記憶しています。6年ほど経過した今は、使い込まれて色も触り心地もいい感じになって来ました。
型や素材は自分の一番好きな物を組み合わせてもらったので、すごく満足しています。
サラナン ショルダーバッグのお気に入りポイント
写真は、商品に使用されている金具のアップです。このバッグの場合、全ての丸金具に『saranam』の印字がされています。
羽のように見えるモチーフがおしゃれで、くすみのあるエイジング感もすごくマッチしているので、丸金具はすごく気に入っています。
そして、ひそかに助かっているのがこの大きめのファスナー。他の金具と素材の風合いもしっかり合わせてありますし、何より大きいので開け閉めがしやすいです。
腰の後ろに回していても後ろ手で開けられて、間口も広いので大きい物でもさっと取り出せます。
ただこれだけファスナーの取っ手が大きいと、ストラップなどは付けにくいのでそこは使う人の好みに合わせた方が良いかもしれません。
大きさは、A4のクリアファイルがギリギリ入るくらい。
マチはありませんが、全体が丸底で厚みが出るようになっているので、財布やペンケースを入れても安心です。たくさん入るので容量にも満足しています。
革表面の経年変化をチェック
バッグ表面・中心部分の写真です。パイソン独特のうろこ状の柄が綺麗に出ています。
ささくれが無くなり、良い具合にエイジングされてきて非常に気持ちが良いです。なめしたような柔らかい革の感触で、光り方や形も毎日楽しめます。
バッグ表面、肩掛け部分との接続に近い箇所です。
バッグ表面ではささくれがなくなってつるつるでしたが、端の方では逆にうろこが立つように柄が出ています。
ひとつのバッグの中に色んな顔があるのは、パイソン革の製品ならではの特長ですね。
バッグの中の写真です。ポケット部分はパイソン柄、他は裏地になっています。
この裏地部分に劣化が出始めていて、底に剥がれた赤い破片がほんの少したまるようになって来ました。
定期的に掃除をすれば気になりませんが、唯一不満を感じているポイントではあります。
表面は綺麗ですし、長く使いたいので汚れなどと一緒にケアをしていきたいです。
『saranam』ってどんなブランド?
『saranam(=サラナン)』は2005年に福岡で生まれた、博多っ子に大人気の革製品ショップです。
イタリアなどから輸入した質の良いレザーを使用して作る、ファッション小物が主なライン。メンズからレディース、ユニセックスなデザインまで、幅広く揃えてあります。客層は20代後半から40代までの大人の男女が中心です。
『saranam』とは、パーリー語で「帰依する」という意味。一見宗教的な言葉ですが、これから時間をかけて習熟していくのは人間も革製品も同じ……その未完成の美しさにイメージをこめたものと考えると、ぴったりのブランド名ではないでしょうか。
気に入ったデザインに好みの革をあてて作ってもらうオーダーも人気で、博多では『saranam』の商品を置くセレクトショップがいくつもあります。
まとめ
『saranam』のバッグは、型はもちろん、革の種類、色まで幅広く選べるので、初めてオーダーするときにはすごく迷います。
値段ももちろん安くはありませんが、長く使えますし、自分で選んで自分で育てた物には愛着が湧くものです。
私も買い替えというよりは新しい型のバッグを求めて、またオーダーをしたいなと思っています。