青木鞄COMPLEX GARDENS義淵(ギエン)ブリーフケースのレビュー
60代の私は、年齢的に最後のビジネスバッッグ購入を考え、COMPLEX GARDENS:義淵(ギエン)を2015年2月に購入し、一年半が過ぎました。
義淵には、ブラック、キャメル、アカチャの三色が用意されており、フォーマル度の高い黒か、少しライト感覚のキャメルかで購入を迷いましたが、エイジングの楽しみを考えキャメルを購入しました。
革の質感にほれ込み購入したこのバッグを一年半使用して感じたことを書いてみます。
COMPLEX GARDENS 義淵を実際に使用して感じたこと
義淵を手にした第一印象は、シボ加工された表面は適度な艶と相まって質感の良さを感じさせてくれました。そして革の香・・・。
以前の通勤は、ダレスバッグに厚めのシステム手帳と多くの筆記具、その他諸々の物を詰め込み、重い思いをして通勤しておりました。
義淵にしてからは、心機一転!
持ち物は必要最低限にしましたが、このバッグの容量は結構大きいです。A4サイズファイルの書類まで対応しています。
ビジネスで利用する上で、資料等の書類を持ち運ぶのに不便を感じたことはありませんでしたが、書類を持参した打ち合わせ時、カバンを置くと自立はしますが、内容物が少ないと立ち姿に若干だらしなさがあります。
上部ファスナーは、カバンの大きさより長くとっていますので、物の出し入れが非常に楽です。
ファスナー部の末端は、素敵なボタンで留めることができ移動時のだらしなさはありません。
バッグの内貼り布は、グレンチェック柄のトラディショナルスタイルで、色が明るいため、内容物の確認が容易です。
バッグ内に仕切りはありませんがファスナー付きの大き目のポケット1つと、逆側にはポケット2つと、携帯用ポケットと革のカードフォルダーとペンフォルダーがついています。
カードフォルダーには、緊急のための予備名刺を携え、ペンフォルダーにはお気に入りのボールペンを挿しています。
フロント部分に、ファスナーなしのポケットがあり、ティッシュや文庫本、スマホ等すぐに取り出して使用するものを入れています。非常に便利なポケットになっています。
バッグの底は直接地面に触れないよう鋲うちされており、頼りないように感じますが、カバンの底は1年半使用しても汚れは付いてませんでした。
そして、私にとっては、なくてはならいショルダーベルト。ベルトの素材は革でなく布素材ですので、すべりは少ないです。
また、金具類は真鍮素材ですので革の経年変化と共に楽しめます。
COMPLEX GARDENS 義淵のエイジング
義淵に使われている革は、ミネルバ・ボックスと云う革を使用しており、他の革に比べて経年変化のスピードがとても速いといわれています。
この経年変化が顕著に確認できるであろうキャメル色のバックは、艶が増し、色が深まった感があります。
しかし、擦れの多い部分はシボ加工された部分が若干なくなって艶が増した感もあります。
COMPLEX GARDENS 義淵の特徴
青木鞄は、1894年(明治27年) 創業当時から、本革を基調とした紳士鞄専門卸会社として販売しています。
義淵の革は、イタリアの伝統的なタンニンなめし製法で『バケッタ製法』と呼ばれます。
じっくりと時間を掛けてなめしたバケッタレザーは、短時間では浸透しにくいオイルが隅々まで滲みわたり、独特の風合いや腰を生み出すそうです。
COMPLEX GARDENS 義淵の購入理由
通勤は、スーツとネクタイ。夏でもクールビズを嫌い、スーツとニットタイで通勤しています。
それに合うバッグということで探し当てたのですが、持ってみると意外にカジュアルにも似合いました。やはりメイドインジャパンは一味違いました。
まとめ
本革のカバンのみに留意するのではなく、スーツや靴、時計などの小物まで気を使えるナイスミドル(死語か・・・)になるため、シンプルで飽きのこないデザインのこのバッグと共に長く使い続けるものを一つ一つ増やしていきたいと思います。
雨の日は気を使いますが、このバッグが私の最後のビジネスバッグとなる予定です。