ZER(ゼットイーアール)のエディターズバッグ使用感をレビュー
今から8、9年ほど前、新宿のAMERICAN RAG CIE(アメリカンラグシー)で出会ったZER(ゼットイーアール)のエディターズバッグです。
ライフスタイルの変化により近頃は出動の機会は少ないものの、今でも現役の相棒です。使用感や良い点・悪い点、その他特徴などを交え、このバッグについてお伝えして行きます。
都市部で便利な取り回しの良さ
東京在住な僕ですが、取り回しの良さが気に入ってます。
朝、支度を済ませ家を出る時にはガツッとハンドルを掴み持ち上げ、その日の気分に合わせてトートまたはショルダーとして使います。
玄関のドアをロックする際はフロントの小さなポケットからカギをサッと出し入れ出来るので、時間が無い時も助かりました。
混みあう電車の中でバッグを全面に回すのも手早く済ませ、メインポケットにアクセス。本やタブレットを取り出し暇つぶしなりますね。
降車し改札を出て雨が降っていれば、毎日仕込んである折りたたみ傘を抜き取ります。こちらも非常にスムーズです。
サイズについて
15インチのノートパソコンがすっぽりと入りますが、実際には13インチぐらいまでにすれば隙間が残り、モノの出し入れがし易いです。
その他にも前出の折りたたみ傘やデジタルデバイスのケーブルなどをしまうケース、エコなショピングバッグまで色々入ります。変化する気温に対応するためのトップスもたまに。
このぐらいのサイズだと、一日外出するのに大き過ぎず小さ過ぎず、ちょうど良い感じです。カフェやレストランでの荷物カゴにも収まりやすく、汚れるのが気になりませんね。
内部構造
ボディ側に2つのジップなしポケット、対面側にジップ付きのポケットが1つ備えられています。これはこれで便利なのですが、個人的にはジップ付きポケットの横に携帯用の小さなポケットとペン差しが無いのが残念。
仕切りがなくて広いマチ、さらに全体が四角いので、詰めれば意外と沢山入ります。
買い物に行くと戦利品たちで徐々に膨らんで行きました。財布の中は薄くなって行きますが…。
また、内容物の形や量でバッグの見え方が変わるのが面白かったです。
ディテール
質の良い牛革が使われています。
非常に高価な部位のシワやムラのあるものを使うことにより、コスダウンに成功したとの事。ですので、価格はハッキリと覚えていませんが、素材スペックに対してリーズナブルでした。光沢があり柔らかい風合いにカジュアルさをプラス。
内部には布が貼られているので、レザーのせいで持ち物が汚れることもありません。
また、レザーバッグの雰囲気を損なわないriri ジップも特徴的です。一度も故障したことがなく強度は申し分なし。
8、9年を経て
かつては毎日使っていたのですが、ここ最近は月に3回ぐらいの出番です。8、9年で延べ週2回ほどでしょうか。
雨に濡れた場合は水を拭きとってケアしていましたが、革クリームなどは塗ったことがありません。
そこそこの手入れにしてはあまり劣化していないように感じます。元々くすみやシワのある素材ではありますが…。
しいて言えば、ハンドルとストラップのトップ表面、および背面上部が部分的に購入時と比べ白っぽくなって来ました。恐らく摩耗のせいではないかと思われます。
また内部のメインジップ周辺が赤く変色しています。ジップの色が移ったように思いますが、確かではありません。仮にそうだとすれば雨に濡れた時のものでしょう。劣化については各写真を参照して下さい。
買った理由
購入前までキャンバストートをメインに使っていたのですが、サイズが大き過ぎたので代わりを探していました。
若干予算オーバーだったのですが、デザインのよさに惹かれて決意。一度取り置きを頼んだ末のことです。
当時の僕はシンプルでクリーンなカジュアルが好きで、リジットデニムをよく履いていました。ただシンプル過ぎるのも何なので、シミ・シワのある素材感やフロントの斜めのジップにグッときたのだと思います。
まとめ
購入当初はデザインの良さを楽しみその後も不自由なく便利に使えたので、買って良かったです。
仕切りのない四角い形で柔らかい素材なので、荷物が多くても少なくても臨機応変に対応してくれました。次にバッグを買う時にもこの辺はポイントです。
ちなみに、飛行機に乗る際機内持ち込み手荷物に加えてサブバッグの持ち込みが認められている時にも使えました。エアラインによると思いますので、ご利用の際にはご確認下さい。