万双のブライドルレザーブリーフケースを1年使用してみた感想
万双のブライドルレザーのブリーフケースを購入して早いもので1年が経過しました。まだまだ1年目ですが、使用した感想を書きたいと思います。
もちろん、良い点・悪い点しっかり書いていくつもりですので、これから万双で、バッグやレザー製品の購入を考えている方の参考になれれば良いと思います。
上品で重厚感がある万双のバッグ
実際にもって見ると、なんだかこう良いモノ買ったな・・・という満足感がこみ上げてきます。
雰囲気ありますよね?いやもう、美しいんですよ、佇まいが!!曲線の美しさといい、革の表情といい、最高です。
内装には、カーフをふんだんに使用しています。ライニングにも、ここまでこだわってくれると嬉しいですね。高級感があります。
仕切りもあって、取り出しやすくなっています。
普段仕事に行く時などに使っていますが、意外と中にはモノが入ります。
後ろから見ても、スマートですよね。
万双のこだわり
コバについて
コバ処理の美しいこと美しいこと!万双の特徴の一つですね。
重厚な作りなんですが、すっきりとしたデザインになっているのはこのコバ処理の美しさのおかげだと思います。にしても綺麗です。家で眺めていても飽きません。
持ち手のこだわり
鞄の持ち手となると一般的には、ゴム芯やアルミ合金等に、革を巻き付けて作るそうなのですが、ゴム芯だと手汗等で意外にも早く老朽化してしまいます。
アルミ合金だと、金属に巻き付けている革が負けてしまい破れてしまうと・・・、そこで万双では全部革で作ってるんですね。
革の塊を積み上げて、くり抜いて作られます。丈夫でしかも、握った感じが心地よく、しかも自分の手に合ったハンドルへと変わっていくそうな・・・最高です。
1年使用して気になった点
まだ1年しか使っていないので、正直欠点という欠点は見つからないのですが、コバが傷つきやすいかな?と感じました。なので、あまり頻繁にではありませんがコバ磨きは必須のようです。
それと分かってはいましたが、ブライドルは水に弱いので注意が必要です。雨に打たれてしまうと、水ぶくれのようになってしまい焦ります。
ただ、堅くしぼった布で全体を優しく拭いて、乾かせば元に戻ります。
万双ブライドルレザーの特徴
ブライドルレザーとは、もともとイギリスの乗馬で馬具として使用されていたものです。非常に堅牢な素材ですね。丈夫で傷に強いのが特徴です。
ただ新品時には、ブルームと呼ばれるロウ(白い粉のようなもの)の成分が表面に浮かび上がってきます。
これがまたかっこいいんですよね!ブライドルレザーの大きな特徴です。
ただ、服に付着するので、使用する前には、ブラシで落としてから使用しないとエライことになります。
黒いスーツなんか着てると、びっしり白い粉が付いてしまいます。
ブライドルレザーといってもピンからキリまでありますが、万双のブライドルは(といいますか万双の扱うレザーは)間違いなく最高級の一品です。
厚みのある、英国製の本物のブライドルレザーを贅沢に使用していて、背胴から留め具まで1枚革で覆い、上品さ、堅牢さ、そして迫力があります。
パッみると、ものすごく重いのかなと思いますが、持ってみると意外にも軽い!とはいえ、十分重い方の部類には入ると思いますが・・・。
まとめ
まだまだ1年しか使っていないので、たいしたエイジング等はしていませんが、使い込むにつれてロウの光沢でツヤツヤになっていくのですごく楽しみです!持ち手の部分はだいぶ、艶が出てきたかな。
万双ブライドルレザーのブリーフケースはずっと使いたくなる素敵なバッグです。
ブライドルなので、多少気を遣いますが、ゆっくりと良いモノを長く使いたいかたには最適だと思います。
ただちょっとデザイン的には渋いですかね?僕は、若い方にもどんどん使ってほしいとは思いますが、
大人になり本当に良いものを探している方にはぴったりなバッグかと思います。
一般的な、ブランド力をあえて持たないと豪語し続けている、万双さん。あくまで商品で勝負というところ大好きです。