ルイヴィトンダミエアンフィニ(タダオ)トートバッグを約3年間使ってみた使用感
LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)のダミエアンフィニのタダオを使い約3年。ハイブランドのステータス性と長期的に愛用することを前提に考え、実際に使用した中で感じたことをご紹介します。
ダミエアンフィニ トートバッグのバッグで気に入っているところ
パッと見ただけではルイヴィトンだと気がつかない素材とデザイン。メンズバッグでは定番であるダミエグラフィットのように明らかな主張は少なく塩化ビニールではないという点も、とても気に入っています。
タダオにはいくつかサイズがありますが、少し小さめなサイズが、荷物の少ない私には突き刺さりポイントでした。
使い心地
実際にバッグとして使っていくには最低限の使い勝手は必要ですが、開口部が大きいため中身の確認や物の出し入れなどバッグとしての基本的な機能は十分に確保されておりビジネスでもプライベートでも併用して使える万能バッグです。
しかしこのバッグには弱点があります。それはバッグのハンドル部分が当然一番負荷がかかり、使用から2年ほどでひび割れが発生しました。
もちろんハイブランドらしく修理対応はバッチリですが費用もなかなかのものになり、ハンドルのみ2本交換で費用が43,000円程に…。しかも日本ではなく本国での修理となるため、1ヶ月半ほどかかりました。
バッグ全体はレザーを使用しており使用と共に良い意味でのくたびれ感が出てきましたが、内側は布張りのため再度ポケットが広がって戻らなくなってしまいました。内ポケットは正直使うものではなさそうです。
ただ内側はくたびれてしまいましたが、外側は良い感じの使用感が出ています。これはレザーならではで、グラフィットのシリーズでは味わえないエイジング感でしょう。使い続けていくにつれて黒は黒でも新品の時よりも深い黒になっていきます。
メンテナンスは、レザークリームとサフィールというメーカーの黒のクリームで補色をしています。サフィールは、シューズ用ですが万能なクリームなのでお勧めです。
これが良かったのか、修理リペアに出した時にルイヴィトンの受け付けの方に「大事にメンテナンスされていますね。」と褒められました。
ルイヴィトンについて
ルイヴィトンの購入層は、価格設定やブランドのイメージからは若者が気軽に使うイメージではなく、少しファッションにこだわりがある方・社会的に成功している方・それを糧に成長したいというような方になるのではないかと思います。
デザインについても、ブランドロゴが前面に出ているモデルはビジネスで使いにくいと思います。
ダミエアンフィニはブランドマークが前面に出ているのは同じですが同色のため控えめで、エンボスされたカーフより厚手で上質なトリヨン・レザーという雄のキップスキンを使用した2011年に誕生した比較的新しいメンズラインです。
ダミエアンフィニはブランドの主張をほとんどせず静かに使用できる点は、TPOに合わせて幅広く使うことを可能にしています。
ルイヴィトンを選んだ理由
購入する理由としては、やはり絶対的なブランド力とそれに反する実用性がどちらも兼ね備えていることでした。
明らかなルイヴィトンというアピールはオフの時は良いですが、オンの時には向きません。その点ダミエアンフィニのラインはレザーを使用していることもあり、私の職場では何とかしよう出来るかなと感じました。
すぐに気がつく人は意外と少なく、じっくりみるとルイヴィトンといった感じが何よりも気に入っています。
仕事モードの時は、やはり確実な収納力と使い勝手・大事な書類を収納する時の安心感が必須になります。そのため収納力と使い勝手に関しては、インナーバッグを入れています。
またバッグの開口部がファスナーで閉められるため、大事な書類の収納にも安心感があります。更に好みは分かれると思いますが、ショルダーも取り付け出来るため斜め掛けも可能です。
これらの理由から初のハイブランドに手を出し、今も現役で頑張って活躍してくれる私のメインバッグの1つとなっています。
小柄な体型でもピッタリなメンズバッグ
メンズのトートバッグの横幅は42cm~45cmぐらいの横長が多い中、タダオは限りなく横幅を抑えてデザインされています。
そのため私のような小柄な体型にも、手に持った時の違和感が少なく重宝しています。
またマチもそれほど広くないので電車やカフェなどのシーンでも邪魔になりにくく、今までのバッグで感じていたストレスが大幅に減少しました。
今までのバッグとは一味違う使い勝手に大変満足しています。
トリヨンレザーも使いこむと細かなシワが入り柔らかくなり質感も高くなってくるなど長期的に使えるため、高い買い物でしたが十分に満足感は得られると思います。
またあまり主張はしないとは言いながらもルイヴィトンと気がつく人がいるので、ハイブランドを所有しているという満足感はしっかりと感じることも出来ます。
自信を持って“一度は所有したいバッグ”としてお勧めさせて頂きます。