親子二世代で30年以上使い続けているニコルのアタッシュケースをレビュー
父から譲り受けて、30年以上使い続けている、NICOLE(ニコル)アタッシュケースです。
このバッグの気に入っているところ
長期の出張が多いので、大きなカバンが必要なのですが、このアタッシュケースは、その必要性に非常に良く応えてくれます。何より容量が大きい。普通のアタッシュケースよりも分厚い作りなので3倍は入ります。
衣類などの出張に必要なモノを入れても良いですし、書類をいれてもかなり詰め込むことが出来ます。
三泊分の衣類と出張用品、それにパソコンを入れても余裕です。
また大きさの割に驚くほど軽いです。
そして、それだけハードに使っても、びくともしない堅牢さ。30年使ってもまったく不具合を生じません。
表面は型押しの牛革ですが、これも、傷が付きにくくて、厳しい環境でも十分に耐えてくれます。
このような実用的な良さに加えて、なによりファッショナブル。キャリーをコロコロと引いて歩くよりも、このアタッシェを持って居る方が断然カッコイイと想います。
スーツで出張の時も良いですし、カジュアルな服で旅行という時も良い感じを出してくれます。
実際に使って感じた良かった点、悪かった点
容量が大きいのは沢山入るという利点がありますが、それと裏腹に、入れすぎると重くなるというマイナス面があります。
重い荷物、たとえば書類をいっぱい詰め込んで持ち歩くということになると非常に厳しいです。
そういう面ではアタッシュケースというよりも、小型トランクと言った方が良いかもしれません。
ハンドルが丈夫なので、いままで問題はありませんが、使い方を工夫して使わないと、宝の持ち腐れになる可能性があります。
新品時とエイジング後の違いについて
布で拭く程度で大した手入れはしていませんが、大きな損傷もなく、快適に使えています。
ちょうつがいなど金具の不具合もありません。
表面の革は強いですが、大きいからといって、飛行機搭乗の際に預けたりしてしまうと、傷だらけになってしまう恐れはあります。
機内持ち込みギリギリぐらいのサイズですから。プロペラ機などの小さい飛行機に乗られる時は気を付けた方が良いと思います。
このブランドの特徴
あまり売っていないカテゴリーのカバンなので、余程のカバン好きが持つものだろうと思います。
普通ならボストンバッグで十分だと思います。しかしデザインが比較にならない位カッコイイです。
あるデパートのカバン旅行用品などが売られている売場で購入したものですが、このニコルというブランドのカバンはあまり見たことがありません。
高級ブランドではあると思います。デザインも洗練されていて申し分ないです。角が取られているので、革の傷や損傷も目立ってありません。これもデザインの妙でしょう。
購入理由
最大の理由は容量です。それと中身が損傷する恐れがない頑強さ。これに尽きます。
父は書類ケースとして購入したそうですが、今はパソコンの中に書類を入れてしまうので、私は小旅行様に使用して衣類を入れています。
まとめ
カバンを選ぶ時は誰しも使用目的によって選ぶのだろうと想いますが、これは車で出張に出かける、あるいは近場の旅行に出かける方には非常に良いカバンです。良いカバンは旅情を引き立てます。
カバンじゃなくて中身が肝心だというのはもっともなご意見ですが、それだけではない、『ゆったりとした気持ち』をこのカバンは与えてくれます。
親子二代で30年に渡って使ってくると、さすがに良い味が出てくるものです。新品にはない風格がこのカバンにも出て来たような気がします。また、それが出るところまでカバンを愛用するのも、紳士のたしなみと言えるのかも知れませんね。