オロビアンコのクロコ型押しレザーボディバッグを使ってみた感想・レビュー
オロビアンコといえばイタリアの高級生地メーカーのリモンタ社の上品なナイロンをメインに用いたバッグが有名ですが、私が使用しているバッグはクロコの型押しレザーをメインに用いたものです。
クロコ型押しレザーボディバッグの気に入っているところ
高級感のあるところが気に入っています。
オロビアンコは素材から各パーツまでの多くをオリジナルで製作したものを使用していて、このボディバッグは光沢を抑えたブラックのクロコ型押しレザーにオロビアンコのロゴが入ったオリジナルファスナーをあしらってあります。
このファスナーはイタリアの高級ファスナーメーカーLanfranchi社のLAMPOファスナーを彷彿とさせるような重厚感が特徴で、存在感があります。もちろん動きも滑らかで使いやすいです。
また、中を開くとオロビアンコのロゴマークの入ったナイロン生地と、イタリア製であることを示しているメタルタグがあります。
背面はレザーではなく、おなじみのリモンタ社の艶のある高級ナイロンです。身体に触れ、最も擦れる部分ですが、このナイロンは耐久性も優れているため安心です。
総合的に見て、3万円前後の価格で販売されているボディバッグとしては高級感のあるものだと思います。
オロビアンコ ボディバッグを実際に使って感じた事
これはボディバッグ全般に言えることですが、サイズが丁度いいです。
基本的に男性は出かけるときにそこまで荷物が多くなることはないのですが、手ぶらでは厳しいときなどに重宝します。恐らく、私にとって最も使用頻度の高いバッグがこれだと思います。
他にも中にファスナー付きのポケットがあり(ここにももちろんオリジナルファスナー)そこの口の大きさ、ポケットの中の広さは他のボディバッグではなかなかないものだと思います。私はこの点がこのバッグの最大の長所であると考えています。
続いて悪いところは、まず長財布を入れたら取り出しづらいという点があります。
ファスナーを全開にしてもややひっかかります。もうほんの少しだけでも大きければストレスなく長財布の出し入れができるのになぁと思っています。
他にはファスナー同士がぶつかりあう音が若干気になるというものがあります。
それと、これはこのボディバッグの悪い点というわけではないのですが、オロビアンコは日本のあらゆるところでマーケティングを行っているため、形もデザインも豊富で、比較的安価で手に入れることができます。よって、年々ブランドイメージが安っぽくなっていってしまっているような気がします。
代名詞的な存在であるイタリアカラーのリボンを付けていると恥ずかしいという意見も多々見受けられるようになりました。その点がオロビアンコというブランドの悪いところになるかもしれません。バッグの品質や性能にはほとんど文句はないのですが。
ちなみに私はイタリアカラーのリボンを気分でつけたり外したりしています。つまりどちらでもいいという考えです。
新品時とエイジング後の違いについて
4年以上使用していますが、ナイロン部分に変化はありません。経年変化どころか汚れ一つなく、さすがリモンタ社のナイロンと言ったところです。
しかしレザー部分は擦れて色が剥げていたり、痛んでいる部分がいくつか見てとれます。糸もほつれています。
このレザーはエイジングによって味が出るというタイプでもないので、新品のときが一番魅力的なバッグだと思います。数年使うと悪い意味でくたびれた印象になってしまうバッグです。
購入に至った理由
気楽に使用できる小さなバッグが欲しいと思っていたときに、このボディバッグを見つけました。加えてナイロンのイメージが強いオロビアンコのレザーバッグというところに惹かれたという理由が挙げられます。
まとめ
良くも悪くも値段相応であるというのがオロビアンコのバッグの特徴だと思います。ブランドイメージ等をあまり気にしない方でしたら、デザインで選んで購入してしまっても損をするようなことにはならないでしょう。オロビアンコのほとんどのバッグは機能面でも優れていますので。
また、このブランドはレザーよりもナイロンのほうに力を入れているため、長く使うのならレザーがメインのタイプよりもナイロンがメインのタイプを選択するといいと思います。