FILSON(フィルソン)ボストンバッグを3年愛用した使用感をレビュー
FILSON(フィルソン)のボストンバッグを使い始めて3年になります。
ハリウッド映画「食べて、祈って、恋をして」の小道具としても使われた名品です。
東南アジアの田舎へ海外旅行に行くため、とにかく頑丈で物が沢山入るものを探していて、映画に出ていたこの鞄をネットで発見し購入しました。
旅行用なので出番は多くありませんが、旅行体験も踏まえて使用感をレビューしたいと思います。ご購入の参考になれば幸いです。
無骨で男らしい質実剛健な外観
実用品として購入したのですが、外観もかなり気に入っています。
深いカーキグリーンの厚手のキャンバス地に、ダークブラウンの牛革ベルトが補強で使われています。
そのコントラストが絶妙で、カジュアルであればどんな格好にもコーディネートしやすいです。
FILSON(フィルソン)はアメリカの老舗メーカーで、バッグの他にアウトドアウェアも作っています。その歴史は古くゴールドラッシュ当時の作業服メーカーとしてスタートし、バッグ、ウェアともに丈夫で長持ちを信条としていて親子2代で受け継がれるという逸話も数多くあるそうです。
このバッグもメイド・イン・USAらしいダイナミックな作りで実用品としての耐久性は100点満点。ガシガシ使っていける安心感があります。
FILSONボストンバッグの使い心地
内装はいたってシンプル。間仕切りや裏地はありません。
1週間程度の旅行であれば、着替え、サブのバッグ、携帯電話、カメラ、替えの靴、サンダル(東南アジアに行くときはマスト)、暇つぶし(本、携帯ゲーム機)を入れてもまだまだ余裕があります。
両端にポケットがあるので、パスポートや財布、ピルケースなどバッグの中で行方不明になると困るものを入れるときに重宝しました。
大きめのファスナーに皮紐が結んであり、開閉しやすいです。ちなみにこの小さい南京錠は付属品ではありません。自分で用意して取りつけました。
治安が悪い場所へ旅行する際は絶対鍵のかかるバッグがいいのですが、このバッグなら南京錠をストラップのリングに引っかけて簡単にロックできます。
レザー部分はもとより、キャンバス部分も地厚で切り裂いたり穴をあけるには、それなりの道具が必要なのと時間がかかるため、セキュリティ面もかなり信頼できます。
埃や雨からファスナー部分を守るフラップも機能性が高いです。フラップの裏にひっそりとつけてあるブランドロゴが奥ゆかしくて◎です(笑)
ハンドルの握る部分もボタン留めで束ねることができ、使い勝手はとてもいいです。
FILSONボストンバッグの少し不便な点
旅行バッグとしては及第点以上と思うのですが、ここが改善されれば最強なのに・・・という点もあります。
あくまでも私個人の感想なので当てはまらない方もいると思うので、ご参考までに。
まず、バッグの外側にポケット等が一切ありません。
つまり、物を出し入れするときは一つしかないファスナーを開閉しなくてはいけないということです。
中身があまり入っておらず軽い状態であればそんなに苦ではないのですが、パンパン状態でそれなりに重くなっていると一度地面に置く必要があり少々面倒です。
これはバッグの底面ですが、見てのとおり、地面に置くとキャンバス面が必ず地面に当たります。
空港や舗装された乾いた道路などなら全く問題ないのですが、濡れた場所に置くと布が水を吸ってしまい困ったことになります。
底鋲がついていれば最高なのに、本当に惜しいと思います。
そして、私のような小柄な人間は特に感じると思うのですが、肩がけ用のストラップが長すぎる点です。一番縮めても写真のとおりの位置になります。
バッグが重いと揺れが結構疲れるので、もう少し短いと良かったのですが・・・。
ストラップは純正品ではなく自分の体格に合ったものを別に用意するのも手かもしれません。
FILSONボストンバッグを購入した理由
先にも何度か書きましたが、私は海外旅行、特にあまり道路など舗装されていない田舎に行く機会が多く、キャリーバッグでは車輪がうまく回らずストレスを感じるため手持ちの大きいバッグを探していました。
あまり華美なものだとお金持ちと勘違いされて面倒なので、シンプルで悪目立ちしないデザインのバッグがいいと思いネットショップで適当なものがないか探していて、このバッグを見つけました。
ブランドの歴史も付加価値になり、購入を決定しました。
まとめ
大きくて物が沢山入る、シックな外観、頑丈で長く使いたい。そんなバッグをお求めの方は、きっと満足できると思います。
旅行用なのでまだエイジングの兆候は見られませんが、使い込めばもっといい味が出ると思い今後が楽しみです。
本当にいい買い物をしたと思っています。