1年使用したコンパクトなTRION本革ブリーフケースを評価
1年間ハードに使ってきたトライオンの本革のブリーフケース。使ってみて良かった点、悪かった点をレビューします。
ビジネスバッグをご検討中の方の参考になるようご紹介します。
ミニマルな本革バッグ
このバッグで気に入っているのは、コンパクトさです。
必要最小限の大きさで小回りがききます。かといって機能的に全く使えないかというとそうでもなくて、内側に収納があって、ペン差しまで付いていて、外にポケットが付いていたりと機能的にも気に入っています。
また、使い込むうちに色が良くなってさらに愛情が増しました。
トライオン ビジネスバッグの使い心地
【良かった点】
このバッグを使って良かったと思う点は、使っていて女性にウケがいいことです。「かわいい」とか「素敵」とかよく言われます。
また、スーツスタイルにも合いますし、ビジネスカジュアルでオフの日に残った仕事を作業するために外出する際に、11インチのノートパソコンと、ちょっとした書類を入れて出かけるのにぴったりな大きさです。
そういった意味で、荷物の多くない仕事スタイルにちょうどいいカバンなのではないでしょうか。
また、筆箱なしで、No.11のロディアのメモ帳と万年筆、ボールペンを収納しておけるのもいいところです。不要なものを入れることが減り必要最低限の荷物にまとめられるようになるものいいところです。
【悪かった点】
逆に良くなかった点は、マチが狭いので、少し荷物が増えてしまったときに、無理やり詰め込んでしまうとマチの部分にシワが入ってしまい、それが劣化の原因となる点です。
また、外側の収納は、雨のときにも中に水が入らないようにジッパー部分を皮でかぶせる構造になっているのですが、そこに収納するとものを出しにくいというのが少しストレスです。
傷の付きやすい財布などを収納するときはジッパーが引っかかって傷がつかないようにするのに神経を使うため注意が必要です。
シワや傷、経年変化
このカバンは雨にも強いですが、雨の後はちゃんと乾燥させ、クリームを塗らなければいけません。
私の場合、少し雑な扱い方をしていたので、先ほど申し上げたマチの部分のシワがくっきり出てしまって劣化してしまっています。
おそらくシワができ、雨に濡れた後にちゃんと乾燥させ、クリームを塗って保革すればもっと違った変化が見られたでしょう。
シワがくっきり付いてしまった部分の逆側の劣化はそうでもありません。ものの入れ方による革のクセによっても違うかもしれません。
劣化が見られたので、しばらくしてから、ネイビーの靴のクリームを塗りこみました。
最初は緑っぽいネイビーだったのですが、靴クリームのおかげでいい色になってきました。
薄い色の革は、濃いめのクリームを塗りこむことで自分好みの濃い色にすることもできるので、そういった楽しみ方もできますね。
トライオンの特徴
トライオンというブランドの特徴は、なんと言ってもそのルーツです。
元々は野球のグローブを作っていたブランドで、そこがカバンを作ろうと立ち上げたブランドなのです。
そのため野球のグローブの堅牢さを兼ね備えたカバンを製造・販売しています。
主に、文房具系のセレクトショップに置いている場合が多いです。購入される方は、男性に限らず女性も多いです。
このカバンはAシリーズというレーベルのもので、このレーベルのバッグはとてもシンプルなデザインのものが多いです。他にもGPシリーズというものもシンプルなものが多いです。
購入した理由
私がこのバッグを購入したのは、薄マチの本革のブリーフケースが欲しくて探していたときに、文房具のセレクトショップで見つけ、デザインが気に入り購入しました。
本革なのに、2万円を切る値段に即座に飛びつきました。
ちっちゃく丈夫な革バッグ
本革のリーズナブルなブリーフケースを探している方に、このトライオンのバッグはオススメです。
本革なのでお手入れが必要ですが、色を入れたりカスタマイズができるところも満足しています。
また、普段大きいブリーフケースで野暮ったい感じが嫌だなぁと思っている方にもこちらの薄マチの本革ブリーフケースはオススメです。
少し痛みは出ていますが、まだまだこのカバンを使い込んで育てていこうと思います。