【ユニゾンデプト UDO】のブリーフバックを4年間愛用して感じたことをレビュー
仕事柄、普段スーツを着ない私が、4年前ほど前に仕事の都合でスーツを着ることが多くなり、その時に京都のフジイダイマルの革小物屋さんで一目惚れしたのがこの【UNISON DEPT.(ユニゾンデプト) UDO(ウド)】のブリーフバックです。
4年愛用してきて感じた良い部分や悪い部分をレビューしたいと思います。これからご購入を考えている方の参考になれば幸いです。
カジュアルからフォーマルまで幅広く使い回しが効くデザイン
まず、一目惚れした理由はそれほどビジネスビジネスしていないカジュアル感のある外観です。
そんなにカッチリとスーツを着たくない自分にとって、このステッチラインの表情や深みのあるブラウンの色味、上品過ぎない独特の革の質感は、適度にスーツ姿をカジュアルに見せてくれるのに一役買ってくれています。
もちろんオフスタイルにもOK。しっかりと普段着に馴染んでくれる使い回しの良い相棒です。
使い込んでいくうちに味わいを増していくイタリアンレザーを使用
このバックに採用されている皮革素材は本場イタリアンレザー。
しかも使用されている部分は、バックにはおよそ不向きと言われている牛の腹部に近いベリーと呼ばれる皮革です。
なぜ不向きか?それはこの部分は形状が細長く、シボといわれる革特有の細かく丸いシワが所々にあるためです。
しかしこれを逆手にとり、この細長い部分をスムースな部分とシボのある部分に分けて断裁、組み合わせることによりUDOの顔となる『パイピング・ボーダー』というデザインを生み出し、高級感の中にカジュアルさを表現しています。
また、植物から採れた天然の「渋」を使ってなめした皮革は風合いがあり、使っていくうちに独特の深みとツヤ、味が出て皮革製品の醍醐味であるエイジング(革の経年変化)を存分に楽しむことができます。
【ユニゾンディプト UDO】の使い心地
ジッパーを開けて内装を覗いてまず目に入ってくる先染めチェックコットンがよりクラシックなカジュアル感を演出してくれています。
内側には長財布が入るくらいのジッパー付きの大きめのポケットが1つと両サイドに単行本や名刺ケース、キーケースなどを小分けにできるポケットが6つ付いているので小物関係もしっかり整理でき、書類が満載の状態でも小物をバック内に紛失するということは少なくなります。
収納に関してはA4ファイルやノートパソコンがすっぽり収まる少し大きめサイズなので、ビジネスシーンでは不便を感じることはありませんが、荷物が多くなる時には少しゆとりが欲しいところです。
そういう意味ではオフシーン重視で使用する場合には同ブランドのFLAP TOTEもオススメかも。
バックの裏側にもジッパー付きのポケットが一つ付属しています。
こちらにはiPad miniがすっぽり入るサイズで、すぐに取り出したいスマートフォンや定期入れなどの小物を入れておくのもオススメです。
ショルダーベルトはコットンコーティングが施され、中央を通るレザーと重厚感のある金具がカジュアルな印象を適度に抑え、大人の上品さを演出するのを忘れていません。
私は基本的にバックを足元におくのに抵抗があるので両手が使えない場合のシーンも考え、ショルダーベルトは常にバックに装着した状態で使用しています。
持ち手部分は少し厚めのレザーが採用され頑丈な作りに。金具ともマッチして所々に打たれたリベットがアクセントになっています。
まとめ
色々とレビューしてきましたが、私的な感想では【ユニゾンディプト UDO】のバックは、本革バックを初めて購入したいという方に特に使用していただきたいバックです。
程良いカジュアル感のある色味と風合いはビジネスでもプライベートでもどちらにも対応しますし、男女兼用で使用できるベーシックアイテムという位置付けといえます。
ひとつ持っているだけで色々なシーンに対応できるのでコスパ的にも抜群の鞄です。