カーフレザーの特徴と選び方!財布とバッグを人気ブランドから20選
レザーといえば、やっぱり牛革ですよね!表面が滑らかで美しく、クセのないところが牛革の魅力であると言えるでしょう。時間の経過と共に味わい深いエイジングを魅せてくれるところも、牛革が好きだという人の多くが感じていることです。
ところで、牛革と一口に言っても、解説のところなどに目を通すと、「カーフ」と書いてあったり、「キップ」と書いてあったり、「ステア」と書いてあったりしますよね。それらの違いについて、結局よくわからないまま購入している、なんて人はいませんか?
こちらの記事では、カーフレザーのことについて、詳しい解説をお伝えしていきますので、今までカーフのことがよくわかっていなかった!という人は、是非、注目していってください。
【目次】
カーフレザーとは?
カーフレザーというのは、生後6ヶ月以内の、仔牛から採取した革のことを指します。
その中でも、特に幼い生後3ヶ月以内の牛の革は、ベビーカーフなどと呼ばれています。
仔牛ということは、個体の大きさが小さいわけですから、採れるレザーも当然、少ないということになります。
そのため、カーフレザーは数あるレザーの種類の中でも、高級な部類に入るのです。
ちなみに「キップ」が生後6か月~2年未満の牛、「ステア」が生後2年を経過した雄牛の革を使用しています。
様々な種類のカーフレザー
実は、カーフレザーの中にも、さらに細かく色々な種類が存在しています。
こちらでは、様々なカーフレザーについて、それぞれの特徴をまとめてみました。
・クリスペルカーフ
クリスペルカーフとは、ドイツの名門タンナーである、ペリンガー社が製造しているカーフレザーのことです。
クリスペルカーフの最大の特徴は、水シボと呼ばれるキメの細かいシワ模様があるということです。
高級感のあるきらびやかな光沢も特徴的で、ヨーロッパ最高のレザーであるとの呼声もあるほどです。
繊細そうな見た目をしていますが、実は傷や曲げ伸ばしなどにも強いという特徴があり、まさに無敵のレザーなのです。
・ナポレオンカーフ
ナポレオンカーフを使用した製品を製造しているのは、日本の皮革製品ブランドであるココマイスターです。
ナポレオンカーフには、オイルがたっぷりと染み込ませてあります。
オイルレザーとヌバックレザーの特徴を同時に持っているため、オイルドヌバックなどとも呼ばれています。
オイルドヌバックは、高級な登山用ブーツなどに用いられることもある素材です。
たっぷりと動物性の油分が染み込ませてあるために撥水性が抜群に良いのです。
・ボックスカーフ
ボックスカーフとは、カーフレザーにクロム鞣しを行い、銀付きの加工を施した状態のものを指します。
光沢のある黒色のテクスチャーが特徴的で、クールかつ都会的な印象となっています。
男性ウケの良い、カッコイイレザーと言えるでしょう。
・レーニアカーフ
レーニアカーフとは、カーフの中でも特に幼い牛の革を、自然の風合いをそのまま活かすような形で仕上げたレザーのことです。
レーニアカーフを取り扱っている代表的なブランドは、日本のキプリスです。
キプリスのレーニアカーフといえば、ブランド立ち上げ当初からロングセラーとして展開されている代表的な商品なのです。
・グレージングカーフ
グレージングカーフというのは、カーフレザーに、グレージング加工を施してあるものになります。
グレージング加工とは、革の表面につるつるとした光沢や滑らかさを与える、仕上げ手法のことです。
グレージングマシンと呼ばれる専用の機械で、圧力や摩擦を加えることにより、革の表面を平坦にならしていくのです。
・カーフディア2
カーフディアというのは、カーフレザーに特殊な加工を施すことで、ディア(鹿革)のような質感を出しているもののことを指します。
オイルを含ませて鞣した上で、シュリンク(収縮)加工を施すと、柔らかい風合いが実現するのです。
カーフレザーを扱う人気ブランド
COCOMEISTER(ココマイスター)
ココマイスターは、日本で誕生した、大人な紳士、ビジネスマン向けの渋いブランドです。
世界中から取り寄せた、贅沢な皮革素材を、日本の職人が卓越した技術で縫製していくというスタイルを貫いています。
まだ誕生したばかりで、新しい方のブランドになるのですが、早くも日本のメンズの定番革製品ブランドとして定着しつつあるという、勢いのある存在です。
カーフレザーはもちろんのこと、ブライドルレザーや、コードバン、マットーネなどなど、各種豊富なレザー製品が取り揃えられています。
CYPRIS(キプリス)
キプリスは、圧倒的にコスパが良いと評判の、本格的なメイドインジャパンブランドです。百貨店のバイヤーが選ぶ賞を、何度も受賞しているほど、実力のあるメーカーなのです。
世界の名門タンナーから取り寄せた皮革素材を使っている他、オリジナルでもレザーを開発しているなど、志が非常に高いので注目してみてください。
特殊な形状をしている、利便性が高い財布も人気となっています。デパートの紳士財布コーナーでもお目に掛かれるはずなので、意識して見ておいてください。
GANZO(ガンゾ)
レザーアイテムを質で選ぶならガンゾで決まり!と思っているマニアはとても多いです。
ブランドとしての一般的な知名度は決してそこまで高いわけではないのですが、革製品に精通している人なら、必ずガンゾのことを知っています。
ツウな人にとっては、このガンゾの立ち位置もまた魅力の1つです。
品数やバリエーションがとにかく豊富で、他のブランドでは取り扱っていないような希少なレザーも揃っていたりします。
人気のカーフレザー長財布
ナポレオンカーフアレクサンダーウォレット
ココマイスターのナポレオンカーフといえば、エイジングにこだわりたい!という革製品マニアからの支持率が高い皮革素材になります。
大人な紳士が使う素材…というよりも、ちょっとヤンチャで遊び慣れている男性が使っていそう、なんてイメージもあったり。どことなくワイルドでセクシーな魅力も漂っているのです。
こちらの財布は、観音開きのような独特のフォルムが特徴的。使い勝手も最高ですし、レザーの発色も抜群なので、是非手に取ってみてください。
クリスペルカーフカシウスウォレット
ココマイスターから展開されているクリスペルカーフの財布は、ドイツ製ならではのクールでサラッとしたテクスチャーが魅力的です。
いかにも、知的で都会的でデキる大人の男性が持っていそう…というイメージです。
繊細で微かなシボと、控えめな光沢が美しいので、その世界観をたっぷりと堪能してみてください。
カラーは、ダークな色が中心となっていますが、微妙にバージョンの違う7種類が展開されていますので、よく吟味してみてください。
長財布(通しマチ束入)■ボックスカーフ&リンピッドカーフ
実力のある日本のブランド、キプリスから展開されている利便性の高い長財布です。
ボックスカーフと、アニリン染めによるツヤが特徴的なリンピッドカーフという、贅沢なカーフレザーのコラボが実現している、というところにも注目すべきでしょう。
こちらの商品は、外装と内装の色調のコントラストも魅力の1つです。
特に、外装のブラックに対して、内装が鮮やかなレッドというバリエーションは、人の目を惹くことでしょう。
ロゴの入れ方も上品で美しいです。
長財布(小銭入れ付き通しマチ束入)■レーニアカーフ
キプリスがブランド誕生当初から自信を持って展開しているレーニアカーフシリーズの財布です。
幼い仔牛の肌質が、自然のまま生かされているので、一度この魅力にハマってしまうと、なかなか抜け出せなくなってしまうことでしょう。
マウントレーニアのように、最高峰の質を誇るレーニアカーフを是非、堪能してみてください。
カラーは、ブラック、チャ、ワイン、ネイビー、グリーンの5種類展開となっています。
GLAZING CALF (グレージングカーフ)ファスナー付き長財布
革製品マニア達から絶大な信頼を得ている皮革製品ブランド、ガンゾのグレージングカーフ長財布です。
カーフレザーは繊細で薄造りなので、分厚くなりがちな財布も、自然にスリムに仕上がっています。
カーフの存在感と、財布に必要なスリム感とを、同時に堪能できるようにしたという、ハイレベルな商品なので、是非ご注目を。この透明感は、グレージング加工の成せる技です。
コントラストのある色に変化していくという、エイジングにも期待してみてください。
CALF DEER2 (カーフディア2)長財布(ササマチ)
子鹿の革のように、柔らかい質感を表現しているという、ガンゾの傑作です。
柔らかなカーフディアを凛とした表情に魅せるため、ライニングに銀擦りされたドイツヌメを使用するなど、見えない部分にまで非常に手間を掛けている逸品なのです。
このクオリティの財布を、2万円台で入手できるというのは、かなりお得であると言わざるを得ません。
カラーはブラックと、ダークブラウンの2種類から選ぶことができます。圧倒的な薄さにも注目してください。
人気のカーフレザー二つ折り財布
ナポレオンカーフボナパルトパース
エイジングに興味があるという革製品好きや、マニアな人は、こちらの財布に反応せずにはいられないことでしょう。
ココマイスターが展開しているナポレオンカーフは、驚異の経年変化を遂げてくれるということで、購入後、ずっとその成長を楽しむことができる皮革素材なのです。
皇帝のナポレオンのように、圧倒的な存在感を放っている、こちらのボナパルトパースを是非、手に入れてみてください。
ナチュラルな色も魅力的ですが、発色が非常に良いので、せっかくなら個性的な色を狙ってみるのもいいかもしれません。
クリスペルカーフロシュパース
ドイツの名門タンナーが手掛けているクリスペルカーフは、サラリとした、温度の低そうなテクスチャーが魅力的。
人間の肌のようにキメ細やかなシボが施されていて、じっと見ていると、思わずため息を漏らしてしまいそうになることでしょう。
クリスペルカーフは希少価値が高いため、非常に高級なのですが、二つ折り財布であれば、多少お得な値段でゲットすることができるので是非検討してみてください。
二つ折り財布(小銭入れ付き札入)■ボックスカーフ&リンピッドカーフ
実力のあるメイドインジャパン品質を誇るブランド、キプリスから販売されいてる二つ折りの財布です。
ツヤっとした光沢感がセクシーで美しいボックスカーフに、控えめで上品な魅力を放っているリンピッドカーフという、最高に贅沢なカーフのコラボを楽しむことができます。
こちらの商品は、外装と内装の組み合わせが凝っているので、よく吟味して選んでください。オススメはブラックとレッドの組み合わせです。
二つ折り財布(ベロ・小銭入れ付き札入)■レーニアカーフ
レーニアカーフというのは、マウントレーニアからその名が付けられているという、最高に贅沢な皮革素材です。
レーニアは、希少価値の高いカーフの中でも、さらに希少価値が高く、幼い仔牛の皮が使われているために、柔らかくて薄いのです。
傷が付いてしまいやすいということは、裏を返せばそれだけ味わいが深まりやすいということでもあるので、この魅力、価値観に賛同することができる人は是非、とっておきのレーニアカーフを入手してみてください。
GLAZING CALF (グレージングカーフ)二つ折り財布
ツヤの際立つグレージング加工にプラスして、手作業によって美しく自然な水シボを表現しているという、実に手の込んだガンゾの傑作財布です。
ダークカラーなボディでありながら、ここまで透明感があるというのは、もはや奇跡に近いでしょう。
機能的にも申し分なく、札入れ、小銭入れ、カードポケット、内ポケットと、財布に必要な要素は全て完備されています。
内装のレザーは自然な色で、そのギャップが楽しめるのもまた、この商品の魅力であると言えます。
CALF DEER2 (カーフディア2)二つ折り財布
上質なカーフスキンにオイルを染み込ませた後、さらにシュリンク加工を施して、仔鹿の革のような風合いを表現しているという、繊細で柔らかい二つ折り財布です。
ライニングには、ハリのあるドイツのヌメが採用されており、耐久性も高める効果が狙われています。
一見、とても弱そうに見えるかもしれませんが、時間の経過と共に、頼もしい経年変化を魅せてくれることが期待できる、堅牢な商品であると言い切ってしまって良いでしょう。
人気のカーフレザー小銭入れ財布
ナポレオンカーフボナパルトL字ファスナー
ココマイスターの中でも、特にマニアが注目しがちな素材、ナポレオンカーフが採用されている小銭入れです。
L字ファスナータイプで、ズボンの尻ポケットなどに、気楽に突っ込んで歩けそうなイメージです。
カーフレザーというと、繊細なイメージがあるかもしれませんが、ナポレオンカーフの場合は、どちらかというと、傷や汚れも味として吸収してくれそうな、ワイルドで頼もしい印象です。革製品デビューにも向いている、ラフな逸品です。
クリスペルカーフロシュコインパース
クリスペルカーフは、繊細な水シボが魅力的で、美しい光沢を放っているため、気になって仕方がないという人も多いことでしょう。
しかし、いきなりクリスペルカーフの長財布などを購入してしまうと、高価である上に、様子もわからないと思うので…、まずコインパースから!というのは非常にオススメできるプランです。
儚い雰囲気でもありながら、存在感はハンパないので、コインパースであっても、充分にその魅力を堪能できることでしょう。
小銭入れ(ササマチ)■ボックスカーフ&リンピッドカーフ
大人っぽい艶を放っているボックスカーフに、控えめで上品な光沢が美しいリンピッドカーフを合わせているという、キプリスの自信作です。
コンパクトなボディとなっていますが、キプリスの技術力の高さとセンスがたっぷりと凝縮されています。
こちら、外装と内装では、カラーリングが違っており、コントラストを楽しめる仕様となっていますから、好みのパターンをチョイスしてください。
小銭入れ■レーニアカーフ
レーニアカーフは、カーフの中でも特に幼い個体が採用されている皮革素材なので、非常に希少価値が高く、贅沢なのです。
そんなレーニアカーフの魅力を、まずは小銭入れで味わってみませんか?
レーニアカーフには、どれくらい傷が付くのか、そして、その傷や汚れや染みは、エイジングとしていい味わいに変化していってくれるのか…、といったことを、是非その目で確かめてみて欲しいのです。
CALF DEER2 (カーフディア2)小銭入れ
希少価値の高いカーフレザーに、仔鹿のレザーに見立てるという贅沢な加工を施している商品です。
実は、ライニングにも特殊なレザーが組み合わされており、耐久性の向上が狙われていたりするので、隅々まで目が離せません。
ヘリの部分の縫製にも、伝統的な「菊寄せ」という技法が使われており、マニアにとっては特に、たまらない逸品となっています。
カーフレザーの人気バッグ
クリスペルカーフダルムシュタット
上品なだけでなく、芸術性の高さも漂っているという、別格の存在感を放つブリーフケースです。
この佇まいには、特別な意味を感じずにいられないことでしょう。正直、容量については度外視でいいでしょう。
本当に重要な書類だけを数枚持ち歩く時に、こんなバッグを使うことができたら…、それはビジネスマンとして最高です。
ナポレオンカーフビジネスボナパルト
ワイルドな経年変化を魅せてくれるナポレオンカーフを、お行儀の良いフォルムに大変身させているという、マニアにとって非常に興味深いであろう逸品です。
レザーの質はとても味わい深いのに、バッグのフォルムはカチっとしているので、そのギャップにたまらない魅力を感じるという人も多いはず。
絶妙にカットされているコーナーも特徴的で目を惹きます。カラーは5種類ほど存在しているので、大いに迷ってみてください。
クリスペルカーフローゼンハイム
いかにも仕事のデキる、エグゼクティブな大人の男性が使っていそう…という風貌のバッグです。
この仕上がりは、文句ナシ!でしょう。医者や弁護士など、お堅い職業の人も、このバッグを使っていたら様になりそうです。
錠前の部分の光沢にも品があり、思わず見惚れてしまいそうになります。
ドイツ製の繊細なクリスペルカーフの魅力に、取り憑かれてみてください。
カーフレザーの手入れ
カーフレザーは、キメ細やかで滑らかで美しい、という特徴がある一方で、とても柔らかく繊細であるという一面を抱えています。
そのため、カーフレザーを大事に育てていきたいと思っているのであれば、丁寧な手入れが必要となります。
カーフレザーの手入れに必要なものは、主に、「クロス」、「ブラシ」、「クリーム」の3種類です。
クロスは、革についた汚れを落とすのに使い、ブラシは、細かいところに入り込んでしまった埃などを取るのに使います。
そして、クリームは革に栄養を与え、潤いを与えて乾燥を防ぐといった具合です。
いずれの作業も、ゴシゴシと擦ったり、汚れが付いたまま行ったりしないようにしましょう。カーフレザーは繊細であるということを肝に銘じた上で、どの作業も、優しく丁寧に行う必要があります。
カーフレザーの耐久性
カーフレザーは、前述の通りとても繊細です。
高級品ということは、耐久性にも優れているのではないか?と思うかもしれませんが、カーフレザーが高級である理由は、あくまでも希少価値が高いからであって、決して耐久性が高いからではない、ということを認識しておきましょう。
カーフレザーの耐久性は、その他の一般的なレザーと比べるととても低く、ハッキリ言って弱い方のレザーであるということを覚えておいてください。
しかし、だからこそ、大事に扱いたい!という思いが芽生え、愛着も湧いてくるというものでしょう。
カーフレザーは傷に弱い?
カーフレザーは傷にとても弱いです。
日常生活において、レザーの表面にちょっとものをぶつけてしまったり、うっかり爪で引っ掻いたりしてしまったり…というのは、当たり前に起こり得ることですが、そんなちょっとしたことでも、カーフレザーにはすぐに傷がついてしまいます。
ただ、これをガードする方法もないわけではありません。
効果は100%というわけではありませんが、ほんの少しの傷であれば、あらかじめ保護膜を作っておくことで多少はガードをすることができるでしょう。
カーフレザーは雨(水)に弱い?
カーフレザーは、水にもとても弱いという特徴があります。
うっかり濡らしてしまった場合は、ただちに対処しないと、そのまま染みになってしまうので、時間との戦いになってきます。
…といっても、決してドライヤーの風や日光には直接当てないでください。
水に濡らしてしまった場合には、乾いた清潔な布で、擦らないように気をつけながら、優しく丁寧に拭き取ってあげるというのが正攻法となります。
カーフレザーを愛用する場合は、基本的に「水には絶対に濡らさない!」ということを前提とした上で取り扱うようにし、クリームであらかじめ保護膜を作っておくということを基本としましょう。
それでも防げなかった場合は、潔くあきらめるしかないかもしれません。
カーフレザーは確かに傷や水に弱いのですが、その商品の質感によっては、汚れや染みがまた、独特の「味わい」となって、新たな魅力に感じられてくる場合もあるのです。
うっかり濡らしてしまったり、汚してしまったり、傷をつけてしまった場合には、とりあえずできる限りの対処をし、それでもダメだった場合には「これも味!」と割り切ってしまうのがオススメです。
カーフレザーとカーフスキンの違い
カーフの商品を買おうとする時、カーフレザーと書いてあったり、カーフスキンと書いてあったりするので、この違いがよくわからないという人もいることでしょう。
結論から言うと、カーフレザーの商品と、カーフスキンの商品は、「同じ」です。
表記の仕方が違うだけで、どちらもカーフを使っているということに変わりありません。そのため、カーフレザー(カーフスキン)というように表記しているところもあります。
日本語でも、牛の「革」と表記したり、牛の「皮」と表記したりしますよね?基本的には、生きたままの状態に近い、皮膚のことを「皮=スキン」と表現します。
そして、皮の状態から特殊な加工を施し、商品として使える素材にしていく過程において、それは「革=レザー」に変化していくのです。
つまり、カーフスキンを加工したものが、カーフレザーということになります。
まとめ
以上、カーフレザーの魅力について、おわかりいただけたでしょうか?
若い仔牛のスキンが使われているので、カーフレザーはとても繊細です。高価なのに耐久性はあまり高くないため、そこが気になる人にとっては、扱いづらいアイテムかもしれませんが、その分、カーフレザーの商品を持っていると、上品なセレブになれたような気がして、優越感に浸れることでしょう。
また、傷や汚れや染みも、商品によっては、素敵な「味わい」としてカーフレザーが吸収していってくれます。
カーフレザーと共に、一緒に経年変化を楽しみたい!という人は是非、カーフレザーの使われている魅力的な財布やバッグを手に入れてみてください。