『LANCEL(ランセル)』メンズバッグの特徴や魅力、世間の評判は?
ランセルは、フランスで誕生し、パリを拠点に事業を展開させている、高級老舗革製品のブランドです。
元々は、アルバート・ランセル氏が、1876年に喫煙具を取り扱うビジネスをスタートさせたことから、このブランドの歴史は始まりました。喫煙具で大きな成功を収めたことをキッカケに、そこから様々な雑貨を取り扱う、世界的なブランドへと成長していったのです。
ランセルは、ブランド創立当初こそ、喫煙具のブランドでしたが、現在の主力商品は、ハンドバッグや、旅行用のボストンバッグなどで、どれも全体的にエレガントな雰囲気が漂っています。
高級ブランドではありますが、ランセルの商品には、パリジェンヌが普段使いで気軽に持ち歩くようなラフなバッグ…というイメージがあります。
実際、ランセルのブランドコンセプトは「フレンチレジェルテ」で、自由で軽やかなパリジェンヌ達に似合うスタイルを追及しようとしています。
それ故、メインターゲットは基本的に若い女性となっていますが、メンズ向けのビジネスバッグ、ブリーフケースや、ユニセックスなラインの商品開発にも力を注いでいます。
ちなみに現在、ランセルのアートディレクターには、アルマーニやラルフローレンなどで活躍してきた、レオネロ・ボルギ氏が就任しています。
日本での評判は?
1987年には、バケツ型の「ドローストリングバッグ」が、およそ300万個を売り上げるという、驚異的な記録を打ち立てるなど、ランセルはこれまで、世界的な大成功を納めてきました。
しかし、日本の消費者とは、なぜかあまり相性が合わなかったようで、一時は銀座などを中心にいくつかの店舗を構えていたものの、2012年には、2度目の日本撤退を余儀なくされています。
日本人は、皆が持っているものを自分も身につけたい…そうすることで安心する…という、独特の気質を持っています。それ故、ヴィトンやグッチやプラダなど、圧倒的な人気を誇っているブランドの牙城を崩すことは、なかなか難しかったのかも知れません。
現在、国内には直営店がないため、ランセルのバッグを入手するのは、やや困難な状況となっています。公式サイトでショッピングをすることは可能なのですが、言語が基本的に海外向けだったり、価格が日本円で表示されなかったり…と、あまりウエルカムな雰囲気ではないというのが正直なところです。
楽天やヤフオクなどで探す方が、ランセルのバッグを手に入れるためには近道なのかも知れません。
ただ、どこでも買えるような海外のハイメジャーブランドに簡単に手を出してしまうより、激レアなランセルのバッグを手に入れることにあえてこだわりを持ち、お気に入りを見つけた上で、長年愛用する!というスタイルを貫いてこそ、本物のオシャレだという気もしますよね。
代表的な商品
Pop de Lancel
ハッ!と人目を惹くような、鮮やかな色使いが魅力の、カラフルでポップなシリーズ。こちらのバッグはユニセックスタイプで、主に旅行向けに開発されています。
本体には、滑らかで柔らかい質感が特徴のレザーが使用されていますよ。取り外し可能なストラップを使えば、手持ちとショルダーバッグ、2WAYで使えます。
普段、シンプルなスタイルを好む人は、こういった鮮やかなカラーリングのバッグを1個持っていると、ファッションにアクセントを付けやすく、重宝しますよね!特に旅行先では、グッと気分をアゲたいですから、こういったパンチの効いた色から視覚的に元気をもらいたいところです。
ちなみに、こちらのシリーズ、公式サイトでの価格はドル表記になっていますが、日本円に直すと、ミディアムタイプのものでおよそ10万円といったところです。
1 gusset briefcase
カーフスキンを使用した、レザーのブリーフケースです。
前面中央に施された大きめのスクエアな金具が意外と個性的で、これがちょっとしたアクセントになっていますよね。色も形も全体的にはシンプルで、違和感なくビジネスシーンに馴染むのに、決してありがちになっていないところが魅力です。
こちらの商品も、日本円に換算しますと、価格はおよそ、10万円を少し超えるラインとなっています。ブリーフケースには、他にもバージョン違いの商品が揃えられていますので、是非公式ページをチェックしてみてください。
まとめ
ランセルは、フランスのパリで誕生した、高級革製品のブランドです。自由で軽やかなパリジェンヌ達が、普段使いで愛用できるようなバッグをコンセプトに事業を展開していますが、メンズ向けの商品開発にも力を注いでいるので、是非注目してみてください。
日本からは2012年に撤退しているので、他の有名ブランドと比較すると多少入手が困難な状態となっていますが、レアなブランドだからこそ、その商品を手に入れることができれば、愛着もまた強く沸いてくるというものです!
公式サイトは現在、日本人にとってはちょっと見づらい仕様になってしまっていますが、オンラインショップでの購入も可能ですから、気になった方は是非覗いてみてくださいね。