HERTZ(ヘルツ)メッセンジャーバッグを2年使ってみた感想
HERTZ(ヘルツ)のメッセンジャーバッグを使い始めて2年になりました。
まだまだ革に若い感じがありますが、2年使ってみてそれなりの変化がありましたので、レビューしたいと思います。
オール本革に魅せられて
もっとも気に入っている点が、何をおいても革の素材感です。しっとりと滑らかな質感や風合いは、さすが本革!という感じで素晴らしいです。
本革の質感を引き立てるシンプルなデザインもポイントです。HERTZの職人さんが苦心して開発したものだそうです。無骨にも繊細にも見えるのは、それだけ無駄が削ぎ落とされ、洗練されているということなのかと思います。
私は自転車通勤なので、メッセンジャーバッグのデザインはドンピシャでした。ちなみにサイズはS、Mとありますが、私のバッグはMです。
総かぶせで見た目がシンプルな分、革の上質感が引き立つデザインだなと思っています。また、どんな服装にもだいたい合うキャメル色も気に入っています。
細部まで丁寧に作られています。ステッチもこの通りしっかりとしています。
金具も丈夫そうです。劣化というよりアンティーク風になっていくそうで、楽しみです。色味が2年目にしてすでにほんのりマイルドになってきました。
HERTZ店頭でも購入できる、「ラナパー」というオイルで手入れしています。自分の手でメンテナンスすることで、愛着が増してきました。
本革ということで、エイジングの面白さに魅力を感じています。これからも自分の手でメンテナンスしつつ、ときには修繕に出したりしながら、末長くこのバッグを育てて行きたいな…と思っています。
HERTZメッセンジャーバッグを実際に使って感じたこと
とても気に入っているバッグですが、よかった点だけではなく、ここは残念だなと思う点もありますので、購入を検討されている方に参考にしていただけたらと思います。
良い点について
仕切りやポケットは少ないですが、私の場合は仕事道具や財布、iPadをガサッといれるだけなので、入れやすく取り出しやすいのでシンプルさが便利でした。
悪かった点
総本革にしては軽量ですが、ある程度強度を持たせてる分、やはりそれなりの重さはあります。
私がこのバッグを使うのは、主に通勤の30〜40分くらいなので問題はないのですが、小旅行などで長時間持っていると、さすがに首肩が凝ってきます。
それと、雨の日には使えません。濡れると革が痛むので…。梅雨と台風の時期は残念ながら出番がありません。
軽さや、扱いやすさを重視する人には、重いのと手がかかる点はしんどいと思います。私にとってらそれがかえって魅力ですが。
ヘルツのエイジングについて
購入時は輪郭がシャープで全体的に張り感があったのですが、2年経過した今はテロっとして程よく身体にフィットするようになりました。
また、革にツヤと、色合いの深みが少しでてきたかなと思います。好みの感じになってきたのでこれからが楽しみです。
ブランド「HERTZ」の特徴
HERTZは1973年創業の革製品専門店。デザイン、制作とも自社で完結していて、大きな特徴は全店舗が工房と売り場が同じフロアということ。中間に業者が挟まれないせいか、本革でデザイン性も高い割に、手の届きやすい値段というのもいいですね。
渋谷本店は、近くまで行った時などには必ずふらっと立ち寄ります。バッグ以外の革小物も見ているだけですごく面白いですし、奥の工房で職人さんが製作している見れるのは、純粋にワクワクしてしまいます。
そんな少年の気持ちを思い出させるお店のせいか、お客さんは20代から40代の男性が多い印象です。
購入理由
当時の彼女(今は妻)からの誕生日プレゼントでした。
これまで本革のバッグは持ったことがなかったのですが、HERTZさんのこだわりに前々から惹かれていた私にと、注文しプレゼントしてくれました。
また、HERTZさんと私は偶然にも同い年で、40周年記念のタグが私の記念にもなりました。嬉しくてタグを付けたままにしてあります。
まとめ
HERTZのメッセンジャーバッグMサイズは、通勤通学だけではなく、一泊の旅行にも使えるほど容量も十分。総本革なので多少重さはありますが、私にとってはエイジングや自分で手入れする面白さが、重さを上回っています。