一目惚れしたヘルツのパイロットケースを購入して10年目のレビュー
これぞ本革!という鞄が欲しくて探していた時に出会い、ひとめぼれして購入したHERZ(ヘルツ)の鞄。5年ほど愛用していますが、使うごとに愛着がわいてきます。
そんなお気に入りのHERZの鞄をレビューします。
これぞ本革!というHERZのパイロットケース
HERZという鞄屋さんを知らない方も多いかもしれません。厚手のタンニン鞣し革にこだわってほとんどの鞄をこの手の革で作っています。
HERZとはドイツ語でハート(心)という意味だそうです。
購入当時は売っているところも少なくて、東急ハンズなどで売っていました。これは大阪心斎橋の大きめの鞄屋さんで購入しました。
HERZならではの本革の質感
この厚手の革の質感は他のメーカーにはないものですね。
他社メーカーであるBREE(ブリー)のヌメ革のように、ものすごく色が変わるというわけではないですが、最初から少し革に色がついているので、ブリーのように汚れにドキドキする必要がありません。
本革の鞄のいいところは経年変化による味ですよね。雨の日はなるべく使わないようにしているのですが、突然の雨でどうしても雨の染みがついてしまうこともあります。
まあ、それも革鞄持ちの宿命の一つですね。たまーにオイルを塗ってみますが、染みは消えないですね。
余計なポケットのないシンプルな構造
鞄の中はほんとにただのハコです。
写真では解りづらいですが、中に革が一枚貼ってあって、薄いポケットになっています。厚みがないのでほんとに紙くらいしか入りません。
背面をみると革が張ってあってポケットになっています。バッグの中もこれと同じような構造になっています。実際にはただの飾りというかデザインですね。
ヘルツパイロットケースを実際に使ってみると
カチッとはめるタイプのベルト二つで止まっています。簡単なカギもついていますが使用したことはありません。
ワイドはA4の書類が楽々入るサイズです。ブリーフケースとしては何の不満もありません。
しかし何の仕切りもなく、ポケットもないのでそのままほうりこむと鞄の中がぐちゃぐちゃになってしまいます。なのである程度ポーチなどで分類して使用しています。
このHERZと併用して、ポケットだらけの吉田カバンのバッグを使っているので、ギャップがすごいです。
厚みはタバコとほぼ同じくらいです。
書類+アルファという持ち物の人にはいいですが、携帯の予備バッテリーを入れたり、デジカメを持って歩いたり、飲み物も持って歩いたりする普段の持ち物の多い方には向いていないかもしれません。
オプションでストラップを付けた場合
私は鞄を地面に置きたくないタイプなので、普段は肩にかけられるストラップをつけています。これはHERZのものではなく、革系のアクセサリーショップで見つけたものです。色がほとんど同じで純正のようで気に入っています。
原稿のHERZのパイロットケースはショルダーストラップ付きのモデルも出ています。
ヘルツの経年変化は楽しみの一つ
経年変化による鞄の質感の変化は本革鞄の醍醐味ですよね。
このHERZに関しては結構大切に使っており、車で移動するときに使うこともあって、10年使っていますがあまり極端なエイジングが見られません。
しいて言えばさすがに持ち手のところに使用年数が出ていることと、雨による染みが多くなってきたところでしょうか。
ヘルツ パイロットケースを選んだ理由
実はわたくし、このパイロットケースは二つ目のHERZなのです。
最初に買った鞄は2wayでとても便利だったのですが、薄手のタイプで書類以外ほとんどモノがが入らない鞄でした。
そしてHERZを探して鞄屋さんをうろうろしていたらこの鞄に出会ったのです。書類以外も入るし、カッコいいし、なにより驚くことにちょっとキズがついていたので20%OFFで売っていたのです。
20%OFFでも当時の私には結構いい値段だったのですが、探していた上に普通ならあり得ない割引価格という渡りに船状態だったので即決で買ってしまいました。
まとめ
色々とレビューしてきましたが、HERZは革好きの方にはたまらないブランドだと思います。
ただちょっと無骨というか、質実剛健っぽい感じがしますね。どちらかと言うと男性向きの鞄かもしれません。もちろんHERZには女性向けのデザインの鞄もあります。
今のところこれより気に入った本革の鞄にあったことがありませんので、気持ち的にはベタ惚れです。
結論としては「本革好きの方におすすめのブランド」という鞄です。