サイズ感の重要性に気付かされたアニアリのバッグをレビュー
「理想と現実」そこから生まれたのが今回、私が紹介する「アニアリ」のトートバッグです。
しなやかで軽く、一つ一つ細かいディティールまでこだわったオリジナルの金具まで使用しています。無駄に装飾をすることなく機能的でシンプルなデザインは「ジャパンメイド」に裏打ちされたアニアリの魅力です。
サイズ感を重要視して選んだアニアリのバッグ
ビジネスシーンにおいても私が重要視しているのは、バッグが持つサイズ感です。
最近のバッグは平均的に横幅42cmが主流で、小柄な私には少しバッグが大きすぎるように感じていました。
こちらのアニアリのモデルは平置きで約横幅38cmとトートバッグとしてはかなり小さな設定で、小柄な男性や女性でも使用できるというおいしい利点がありました。
またマチの深さも15cmと、広く持ち手に向かって6cmにシェイプする山なりのデザインのおかげで、男性ならビジネスシーンでの横のシルエットもスッキリして、女性なら肩がけしても美しく持つこともできます。
アニアリ トートバッグを実際に使って感じた事
バッグ底がかなりしっかりと仕上げられていることに感動しました。
レザーバッグにありがちなクタッとしてしまう感じがなく、確実に自立して底部に強化された鋲が4個と強く縫われたステッチが合わさりしっかりとした安定感があります。
反対に、シュリンクレザーなどの柔らかなレザーを好まれる方には向いてはいない印象があります。
バッグの内部にはほとんどマチのない収納が2個付いていますが、なかなか利用用途が見つからない点は少し残念です。
スマホぐらいなら入りそうですが、少し出し入れがしづらいと思われます。
バッグの外側にも収納があり、こちらは比較的スペースが広く様々な用途で使えると思います。私は定期入れなどはジッパー付きのこの部分に入れています。
エイジングの様子
新品時から約2週間に1、2回ペースで使用していて、エイジング状況としては本革を育てていきたい方にはあまりお勧めできないかもしれません。
かなりハードに使用しても、良い意味でのあまりクタクタ感・味が出てきません。
エイジングに向いてはいなくても、逆を言えば新品時の状態がそれだけ継続的に続くというのが、、このタイプのアニアリのトートバッグの武器になるのかと思います。
また持ち手が黒くなってはくるものの、ベタベタになったり皮がボロボロになったりということが起こりにくい点は改めて凄いことだと感じています。
以前、ハイブランドのバッグの持ち手がベタベタになってしまって、修理に6万円程の大金と1ヵ月半程の納期がかかったという経験をしました(泣)
アニアリのバッグが向いている人
アニアリの購入を考えられている方は個人的な印象としては、30代~40代の方なのかなと思います。
その理由は、仕事上ハイブランドで相手を威嚇することを卒業され上品且つ上質な雰囲気が似合う大人の方のためのバッグだと感じているからです。
ジッパーも専用のパーツを使い、且つダブルジッパー仕様になっていたり、さりげなくゴールドでさし色というのもなかなか良いアクセントになっています。
素材としては牛革の中でも、キメの細かい皮をなめした柔軟性と弾力のある革でありながら、タフさと艶のある仕上がりです。
その美しさに、私自身とある神戸のセレクトショップでビジネスシューズを買いに行ったはずが、ショップから出た時にはビジネスシューズは頭から完全に消えていて。バッグを手に満面の笑みで帰路についていた程、魅了されました。
まとめ
少し前までは大きなバッグが主でしたが、最近の細身のスーツやシューズに対してバッグだけが浮いていたイメージを、このバッグのおかげでかなり変化しました。
スーツはサイズ感が大事と言われますが、バッグのサイズ感もかなり大事だと思えるきっかけになりました。
またトートバッグでも形とサイズを考えれば、オン・オフ兼用で使用することができます。そのため、我が家では夫婦で兼用に使っています。