ダニエル&ボブのシンプルな淡グレーのメンズバッグをレビュー
私が3年前に購入したダニエル&ボブの本革バッグは、秋から冬にかけてよく使っているものです。
このバッグの気に入っているところ
なんといっても儚いながらも深みを感じさせる淡いグレーのカラーと、優美な印象と男らしさを兼ね備えたシルエットです。
水色がかった薄いグレーなのですが、影の部分がとても美しい灰色に染まってとても綺麗です。また金具の部分のゴールドも、ぎらぎらした感じではなく、あくまで品のある色合いで好きです。
全体的な素材は柔らかめですが、底の部分や持ち手に連なる部分はしっかりとした硬さを持っていて、芯の強さを感じさせます。
普段は機能性重視で見た目にはあまり気を遣わないのですが、このバッグは見た目、機能性ともに非常に優れていたので、即購入しました。
革ならではの重厚感のある手ざわりが魅力的ですが、それを感じさせない軽やかなデザインはお気に入りです。
秋冬はつい重苦しい色合いのコーディネートをしてしまいがちですが、そんなときにこのバッグをあわせると、全体の印象が一気に明るくなります。なので、特に秋冬はこのバッグを愛用しています。
逆に、明るいカラーのコーディネートに合わせるとかすんでしまいがちです。
内側は、すこし緑っぽいグレーで、北方の森のようなイメージを抱きます。
また、ポケットがたくさんついており、内側も三層に分かれていて、収納力が高いところも気に入っています。
三枚の布の裏表にそれぞれポケットがついているので、小物が多くバッグの中がゴチャゴチャしてしまいがちな人にはとてもおすすめです。
手帳や名刺、文房具などをそのままポケットに入れることができるので、とても便利です。
すこしポケットが多い気もしますが、すっきりとしていて邪魔にならないので特に気になったことはありません。
バッグの中が細かく仕切られているのが苦手な人にはおすすめできないかもしれません。実際、大きめの荷物を持つ時にはこのバッグはすこし使いづらいです。イベント時よりは、仕事のある日につかっています。
ダニエル&ボブのバッグを使い続けて感じた事
すこし持ち手部分に頼りなさを感じました。
革ひもとバッグを丸い金属が繋いでいるのですが、この部分がけっこう揺れるので、たまに物を落としそうになり、不安になることがありました。
私はこのバッグの表面の滑らかさやカラーを気に入って買ったので、できるかぎり新品そのままの状態で保つよう努力したのですが、底の部分が黒ずんでしまいました。
もともとがグレーなのですが、ごく薄い色なので黒ずみは目立っています。また、持ち手部分などよく触る部分は糸がほつれてきました。
ダニエル&ボブの特徴
ダニエル&ボブの特徴は変わったカラーと滑らかな表面です。
よく使われている素材は本皮ですが、蛇皮のようなざらざらした感じではなく、肌になじむような滑らかな感じが多いです。
手作りのベルトから始まり、革製品を作り続けているブランドなので、革の魅力を存分に生かした革新的なデザインを提供してくれます。
形は、かっちりとしたクールなものよりは、柔らかさのある感じのものが多く、野心のある若いサラリーマンよりは落ち着いた30代くらいの男性が買っていくイメージです。
ラフでカジュアルな雰囲気ですが、どことなく高級感と異国情緒が感じられるので、このブランドをさりげなくカジュアルな場面で使いこなしている男性には憧れを感じます。
まとめ
個人的には、バッグはそのもののデザインや機能性だけでなく、どんな場面で使われるかも重要だと思います。
それぞれのブランド、それぞれのバッグに合った使い方や使う場があって、それを理解することがバッグを真に使いこなすということなのかと、最近は思っています。