味わいたっぷりな革ショルダーのダニエル&ボブ”RODI”を使った感想
今年で40周年を迎えたイタリアのレザーグッズブランド、Daniel&Bob(ダニエル&ボブ)。おしゃれ通の間では、”ダニボブ”の愛称で親しまれていますよね。
その始まりは創業者のアンドレア ボルトロッティ氏らが、仲間のためにベルトを作ったことだとか。その後コレクションはバッグや革小物へと広がり、今ではブランドの顔と言われる”ジョシュア”、”クロロード サック”などのベストセラーが誕生し、主に30代以上のおしゃれな大人の男性たちに愛されています。
そんなダニエル&ボブの定番ショルダーバッグである”RODI(ローディー)”シリーズを10年近く愛用している私が、使い心地をレビューをしてみたいと思います。
ローディーを購入したきっかけ
ある日の買い物途中、セレクトショップ「トゥモローランド」に入った瞬間にとても格好いいバッグが目に飛び込んできたのです。それがローディーとの初めての出会いでした。
新品だけれども革に独特なシワがあって既にエイジング感あふれるところに、まさに一目惚れしてしまいました。またサイズがかなり大きめで存在感あるところも気に入り、思わず衝動買いした、というわけです。
ダニエル&ボブ。使ってみて良かったと思う点
まず、荷室の広さ。バッグの横幅が約60cmもあるため、財布、携帯、ラップトップ、本、ペットボトルなどなど入れてもまだ余裕があります。
開口部が大きく開くので、物の出し入れが比較的しやすいのがありがたいです。
それから用途によって使い分けができるよう、レザーハンドルとショルダーストラップが自由に付け替えられるのもポイントが高いと思います。
非常にレベルの高い職人でないと作れない、芯地なしの革のみで丁寧に作られたレザーハンドル。手持ちやワンショルダーで持ちたい時に便利です。
持つほどに手になじむ質感は、イタリアのレザーグッズ作りの長い長い歴史に基づく技術の証と言えるのだそう(ショップの店員さんからの受け売りでした)。
また、ショルダーストラップは幅広の帆布素材に"Daniel&Bob"の刻印入りレザーパーツが嬉しい。斜めがけする時に欠かせません。
そしてラストは、男っぽい革の香りもたまらない、革そのもの。はじめに触れたように素材には職人が手作業でつけたシワが入っており、もう何十年も使ったかのような味わいに溢れています。
持っているだけでファッションに風格を与えてくれる。そんな気がします。
いくつか不満な点もあり
最初に挙げたいのが、ポケットの少なさ。外側に大きなファスナーつきポケットが一つ、あとは小さなポケットが一つ内側にあるだけなので、細々としたものがどこに行ったか分からなくなることが時々ですが発生します。
外側ポケットのほうは大きすぎるのか、色々入れすぎて欲しいものがさっと出せないこともしばしばです。
自分の整理の仕方がまずいのかもしれませんが。
それと良い素材を使っているおかげではありますが、バッグ自体がかなり重いです。よって、荷物が多いと斜めがけの時にショルダーストラップがさすがに肩に食い込みます(笑)。
他のブランドでもそうですが、ハンドル問題はなんとかしてもらえたら、と思う日々なのでした。
まとめ
ダニエル&ボブの”ローディー”は特に秋冬シーズンに使いたくなる重厚感があるので、私はなるべく荷物を少なめに、これからも楽しんで使っていきたいと思います。
ちなみに次に狙っているのは、同じくダニボブの”アルフォン”というマルチケース。これにパスポートを入れて、ローディーとともにいつかイタリアまで旅をしてみたいものです。