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バリーのビジネスバッグ6年の使用感を余すことなくレビュー

 

バリーのビジネスバッグ

社会人になり初めて購入したブラックのビジネスバッグから、少し遊び心を持ったオシャレなバッグが欲しくなり上司や先輩の目を気にしながら購入したバッグのレビューです。

 

バリー ビジネスバッグの気に入っているところ

一般的にはビジネスシーンではブラックのバッグが好ましいということは、間違いない事実だと思います。

その中でも、あえて濃い茶色の本革にレッドのバリーラインが差し色として存在感を全面的に発揮してくれる所に、ビジネスにもファッション性が重要と感じだしていた社会人5年目の私の目には、物凄く新鮮なものに映りました。

あえて濃い茶色の本革にレッドのバリーラインが差し色として存在感

職場の同僚などにもこのようなバッグを利用している者がいなかったのも、長期的に愛用できている理由です。

また上司の意見はなかなか聞けませんが、身だしなみに意識の高いお客様やビジネス関連の関係者の方からは、濃い茶色の本革の評判が良いのもお気に入りのポイントです。

実はこのバリーのような濃い茶色のバッグを持っている人は意外と少なく、結構目立ちます。

 

このバッグの欠点

横方向から見ると大きなマチがあることには気づいて頂けると思いますが、自立することはできません。

横方向から見ると大きなマチがある

書類など沢山の資料を収納できる反面、床に置くときは常にもたれる壁が必要となります。

バッグ底の補強や心材が薄いのが残念なところです。

 

大きく口を開けてくれるので収納の簡単さは便利

物の出し入れについても、かなり大きく口を開けてくれるので収納の簡単さは便利な反面、マチも含めてバッグ全体の深さがかえって仇となり、物が偏りバッグの形が崩れてしまい、綺麗なデザインから重たい印象に変化してしまうこともあります。

 

本革バッグの宿命はシワ

本革バッグの宿命はシワが入ってしまうということですが、良いシワと悪いシワがあり、このバッグは良くも悪くも高さがあり、持ち手付近でバッグが折れてしまい戻らなくなってしまいました。

 

これらの欠点は個人の感性によってメリットにもデメリットにも成り得る内容ですので、あくまでも私の感じた欠点として表現します。

 

バリーのエイジング後の違い

バッグの底からの写真でもわかるように、バッグの表面は柔らかく本皮らしい艶が綺麗に出てきます。

バリーのエイジング後の違い

私は使用後には豚毛のブラシを使用し、表面の脂汚れや埃を落として、月に1回くらい保湿のクリームを塗りこんでメンテンスをしています。

バリーのバッグ

バッグ専用のエイジングキットは見つけにくいですが、ビジネスシューズなどの補修用品はかなり重宝します。

私の場合は『サフィール クレム 1925』シリーズの補修材を利用し、傷や剥がれ等の修復に使用しております。

バッグの角などバイピング部分に使用感が出やすく、放置しているとエイジングされたバッグという印象より古いバッグを使い続けているだけというマイナスイメージを与えてしまいます。

サフィールはそういった部分に効果的に使えるので、個人的には一押しです。

 

バリーのバッグについて

皮革の質、エイジング後の愉しみ、お値段以上の満足度は十分に味わえるのは確かですが、写真でもわかるように収納は小さなジッパーポケットのみというシンプル過ぎる設計です。

収納は小さなジッパーポケットのみというシンプル過ぎる設計

持ち手部分が平型タイプで少し硬めの作りになっているのですが、3年使用後ぐらいからはヒビ割れが始まりました。

バッグ表面と持ち手の皮革は少し耐久性に差がありますが、6年使用現在も使用上は全く問題なく使用できているので、よほど神経質にならなければ十分のコストパフォーマンスかと思えます。

 

購入理由

バリーはイギリスを代表する高級なファッションブランドのイメージでしたが、どうしてもブラックのレザーというイメージがあり、少し年配のブランドという先入観がありました。

しかし、ウインドウショッピングをしている中で、濃い茶色にレッドラインを見た瞬間に先入観は吹き飛び、冒頭であったようにビジネスシーンにも遊び心を持ちたかった私を一瞬で虜にしてくれました。

 

まとめ

いまだに社風によってはビジネスにはブラックだという企業も多いかも知れませんが、私が感じる本当のマナーとはどのような物も持つ人の気持ちが入れば最高の物になり、逆を言えばどんなにいい物も、気持ちが入らなければ何の魅力も持たない物になると思います。

バリーを通じて、バッグに相応しい存在になろうと思える商品に出会えて私は本当に満足し愛用しております。

 

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